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なんで騎士はプレートが発明されても剣を使ったの?メイスの方が有利だしロマンがないかい?
ロンドン塔に行った時に式典とかで使われる君主の「メイス」が展示してあったんだよ。

それで思ったんだけど、どうして騎士はプレートアーマーが出てきてからも剣を使ったんだろうか?
式典以外で、鎧を着た相手に対して剣を使う意味ってあるかい?
農民兵なら倒せるだろうけど、それはハンマーやメイスでも十分だよね?
中世にプレートが登場したことで、剣もデザインと技法が変化しているよ。
盾を持って戦うよりも、両手持ちで戦うのが人気になったし、剣はより長く細くなったんだ。ヘンリー五世の剣とか、例外もいくつかあるけどね。

エーワルト・オークショットが18番と名付けた剣がその時代の剣だね。

根本が幅広で、切先に向かって先細になる刀身、短い握り、十字鍔の断面はダイアモンド形。下位類型18a番は、より幅狭の刀身と、より長い握りを持つ。18b番は、より長い刀身と握りを持つもので、1450年頃から1520年頃に使われた。18c番は、90cm程の幅広の刀身を持つ。
鎧を着た騎士と対峙する場合、ハーフソーディングというテクニックを使ったんだよ。
刀身の中央辺りを掴んで、相手の鎧の隙間に突き刺したんだ。

左の騎士は刺突を狙って、右の騎士はモルトシュラークっていう刀身を両手で持って柄で頭を殴りつける技を使っているね。
熟練した剣士は剣のあらゆる部分を使ったんだよ。
メイスは戦場では一般的な存在だったけど、騎士の間ではポールアックスが人気になったんだ。


この武器には色んな種類と名前があるけど、全部合わせてポールアームと呼ばれているよ。
ポールアックスは片側に斧、反対側に槌、先端に槍の穂先が付いた武器だね。
種類によってはツルハシのような形状になっていて、より鎧を貫通しやすくなっているよ。
中世後期になると、こういった武器は兵士の間で人気だったんだ。長い柄によって両手でスイングすることが出来るから、より強力な一撃を加えることが出来るんだよ。
マンアットアームズ(中世後期~ルネサンス期の重鎧の武装兵)は基本的に盾を使っていないから、短い片手用のメイスはあまり役に立たなかったんだ。

とはいえポールアックスが戦場で徒歩で戦う際に人気になったけど、それで剣が使われなくなったわけではないよ。
中世の騎士たちは複数の武器を持ち歩いていて、状況によって使用する武器を変えたんだ。
例えば馬上の騎士は突撃時にはランスを使い、その後にランスが折れたり、敵の歩兵によって突撃を止められたら、剣やメイス、斧を使ったんだ。
馬から降りて戦うように命令されたら、ポールアックスを持っていって、予備に剣やダガーを携帯していったんだよ。
武器っていうのは決して唯一絶対なわけではないんだ。
>>2
ハーフソーディングの画像で股関節部分に剣があるけどあれは何なんだい?
>>3
あれはロンデルダガーだよ。

柄の部分が円形になっているのが特徴のダガーで、先端に行くほど鋭く尖っているんだ。
相手が倒れた時に相手の上に覆いかぶさって、鎧の隙間を狙う時に使うんだよ。柄を押して一点に力を込めて、甲冑の下のチェインメイルを貫通出来るようなデザインになっているんだ。
>>2
騎士は全ての武器が使えるように訓練していたのかい?
それとも個人の好みでメイス/剣/斧の訓練をしたのかな?
プレートアーマーは盾を使わなくても済むくらい防御力が高かったのかい?
>>5
複数の武器を訓練していたと思うけど、おそらく全てではないよ。
騎士は訓練は子供時代から始まって、剣やランスetcの訓練をするだけの十分な時間があったんだ。
でも標準武器っていうのはなくて、基本として鎧、馬、ランスetcを持って行って、後の斧、メイス、ウォーハンマーなんかは個人の好みで持っていたんだ。
プレートアーマーはマンアットアームズが盾ではなく、両手持ちの武器を選ぶくらいには十分な防御力があったよ。
それでも小さなバックラーを持っていく兵士もいたし、騎士よりも武装していない弓兵なんかは盾を持っていったよ。
>>6
ランスってそんなに頻繁に使われたのかい?
>>7
そうだよ。騎士の重要な役目の一つが騎乗突撃だからね。
ランスは突撃時の主要装備だよ。
>>2
なんでマンアットアームズが盾を使わなくなったのかもう少し説明してくれるかい?
当時のことは良く分からないんだけど、ちょっと自分の直感と反している気がするよ。
>>9
プレートアーマーは15世紀前半に発展したんだけど、着用者の全身をほとんど防護して、脆弱な部分はチェインメイルで保護するようになったんだよ。
こうして防御能力が上がったことにより、盾はそれ以前の時代と比べて冗長性が増してきて、盾なしでも十分戦えるようになったんだ。
盾を持っていくよりも、両手持ちのポールアックスを使ったほうが鎧を着た相手にダメージを与えやすくて便利だったし、盾で敵の攻撃を防御しなくても鎧が防いでくれるんだよ。
>>2
ハーフソーディングで刃を持っているけど、なんで怪我しないんだい?
>>11
ガントレットを付けるのが一般的だからだよ。
こういうテクニックを使う時は防具も付けているんだ。
>>11
剣はカミソリの刃のように鋭いわけじゃないんだよ。彫刻刀みたいな感じさ。
振り下ろしたときに腕を切り落とすくらいには鋭いけど、ただ持っているだけでは切れないんだ。

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コメント
2018-04-05 17:52 名無し URL 編集
そんなのスカイリムをプレイしていれば分かることだろ
今どき、かくも無教養な人間が存在するとは嘆かわしい
2018-04-05 17:59 名無し URL 編集
剣速で、剣
結局、その時代の戦に因る
日本だって、主武器に弓と格闘戦に太刀から、主武器に槍と予備武器に刀へ
そして火縄銃に主武器が変わって行く
2018-04-05 18:11 名無し URL 編集
フルプレートは突きに弱いから剣でも使い方次第なのでは?
2018-04-05 18:51 名無し URL 編集
刺突剣ということで軽そうなイメージあるが両手もちで結構重い
あと単純に重量武器で殴れば凹ませたり内部の人体にダメージいくから打撃武器も当然発達した
2018-04-05 19:24 名無し URL 編集
あと、柄でぶん殴るのって本当にやってたんだなw
2018-04-05 19:29 名無し URL 編集
2018-04-05 19:56 名無し URL 編集
誰もがスカイリムをプレイしている訳でないことぐらい分かるだろ
今どき、かくも無教養な人間が存在するとは嘆かわしい
2018-04-05 21:21 名無し URL 編集
メイスよりも斧の方が鎧に対する威力が高いように見える
おそらく攻撃面が斧の方が小さいからその分威力が増し、鎧を断ち切れるのだろう
更に言えばピッケルのような武器が一番威力が高く見えたな
2018-04-05 21:22 名無し URL 編集
昔から重騎兵のキラーユニットは軽騎兵なのになんで騎士は無敵みたいな幻想を持っているんだろうか。
2018-04-05 21:38 名無し URL 編集
モルトシュラーク(殺撃)もあったからな
それに軽装相手なら斬撃のが戦闘不能にしやすいので
刺し傷は致命傷になってても暫く動けるって欠点がある
2018-04-05 22:17 名無し URL 編集
メイスで敵の攻撃を受けるのは、極端に言えば長くしたダンベルで敵の攻撃を受けるようなものだよ。盾で防御することを前提にしないと、使いにくいにもほどがある。そしてこれは斧にも言えることだよ。
2018-04-05 22:34 名無し URL 編集
いや軽いジョークのつもりだったのだけどw
そんなマジレスされるとちょっと困るw
2018-04-05 22:38 名無し URL 編集
庶民を間引くためにやってたイベントだから
出来るだけ双方が共倒れになるように仕掛けられてたんだよ
2018-04-05 23:06 名無し URL 編集
刃を鈍くすれば鈍器になるし、鋭くすれば剣になるし、状況によって使い割れて立って聞いた。
2018-04-06 05:48 名無し URL 編集
が、”剣は腰につるすもの”と、いう騎士の面子や儀礼的な意味にこだわって現れだしたのが片手の使用も考慮されたバスタードソード。
バスタードソードこそ一部の器用貧乏騎士のロマンの塊。
2018-04-06 10:59 名無し URL 編集
それに斧は刃筋立てないと回転して刺さらないし
2018-04-06 12:04 名無し URL 編集